人を育てるということ(名伯楽 小出義雄さんのこと)

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昨日(4月24日)、小出義雄さんが逝った。有森裕子さんや高橋尚子さんらオリンピックメダリストを育てた、マラソン会の名伯楽だった。
有森さんは記者のインタビューに応じて、話した。
「小出監督と出会えたのは幸運だった」
「よくケンカもしたけど、我慢してくださった。いつでもきちんと向き合ってくれた」
「“何で”故障したのだろうと思うな。どんなことが起きても“せっかく”と思え。“せっかく”故障した。物事に意味がないものはない、と。あの監督の言葉で立ち向かえた」
「『有森、よく頑張っているな。でもな、五輪頑張るためにもう1本いこうか』と追加メニューを課せられた。5,000㍍をふらふらになって走り終えた。『すごい、できたな』とまじまじと見つめられ、褒められた。あの表情が忘れられない」 「私は未来を見ながら教えてくれる監督が好きだった」
小出監督は、選手のためなら何でもやる。優しさと行動力を備え、人懐こい笑顔を絶やさない。
小出監督は「やっぱりマラソンは正直にやった人が勝ち。高い夢をどこまで持続できるか」と、熱っぽく持論を話したそうだ。
瀬戸利彦さんは、小出監督を悼んで、
「24時間、マラソンのことばかり考えていた。苦しい、つらいというイメージがあったが、見ていて楽しいというのが小出さんと高橋尚子さんだった」
時間や財産を育成に費やした。選手たちは小出さんを好きになり、信じて付いていった。そして育った。
温かく、明るく、熱く、愛に満ちて、人を愛して育てる。素晴らしい名伯楽。人間として素晴らしい。
私もこのような人間になりたいものだと心から思う。
小林 博重
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