人生の成功に必要なこと

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曽野綾子さんが産経新聞のコラムにイチロー選手のことを書いている。
イチロー選手は「プロを貫いたものは何か」と問われ「野球のことを愛したこと」と答えている。
考えてみると、スポーツだけではない。誰でも、「そのこと」が好きなら、一生続けられるから、その道のプロになる。怖いのは好きな道がない人だ。
イチローが子どもたちのヒーローになったのは、彼が政治家になろうとか、儲けたお金を投資に使おうとか考えずに、一生続けて野球をしたからだろう。
人は長い年月一つの目標を目指して生きれば、誰でも必ずその道の専門家になれるということだ、何十年も同じ仕事を続ければ、人は必ず熟練者になる。経験も知己も増える。その分野について語る物語も多くなる。それだけで魅力的な人物だ。
また、産経抄では、
打撃の名手は、人の胸を打つ名手でもあった。日米通算4000安打を放った6年前の言葉が印象に深い。「4000のヒットを打つには、8000回以上悔しい思いをしている」。3割の成功ではなく、7割近い凡打。積み重ねた失敗の山にこそ誇りがあると。 「地道に進むしかない。後退もしながら」
「遠回りしないと本当の自分には出会えない」
答えに近道はなく、登る山坂の険しさには天才も非才もない。
地道、コツコツ、長く続ける
人生の成功は、案外、そんなところなのだろう。
小林 博重
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