青山の事務所の2階にある、私が行きつけの焼き鳥屋「ひごの屋」で、安藤裕美さんと懇親の席を持った。
以前このブログで紹介しているが、安藤さんとは1月24日と2月19日にお会いしただけ、2回とも立ち話程度の会話をしただけの仲だった。
1月に初めて銀座イタリー亭でお会いして名刺交換したが、その時は彼女がいくつかのレストランを経営している会社の副社長(社長はお父上)だとお聞きした。 それではと2月に、その一つの丸の内ホテルの「大安くらぶ」を水谷さんと2人で利用させていただいた。その時もご挨拶程度の会話だった。
彼女とのメールは、レストランの予約から始まって、2人が稲盛和夫さんの大ファンということが大きかったのだろう。考え方が意気投合したことで、何度かのメールのやり取りがあっての3度目の出会いでの昨日の懇親の席だ。
彼女は私の三男より歳下。私とは親子ほど歳は違う。しかし、ソウルメイトは歳の差を超える。楽しいひと時だった。
人生如何に生きるべきか。
人は何のためにこの世に生を享けたのか。
働く意味とは何か。
等々、人生論がベースにある会話は楽しく有意義だ。お互い、生きる刺激にもなる。
親子ほど歳の差がある異性と、そのような話題を自然にすることができるとは、これは天恵ではないかとも、少し大げさだがそれくらいの感動だ。人は感動で若返る。青春に回帰する。
私が彼女の悩みに何ができるか。
私は、人を雇う飲食業の経験はないし、経営者としての成功体験があるわけでもない。どんなアドバイスができるか。いい加減なことでお茶を濁すことはできない。
しかし、私には、温かく強固な人脈という、誰にも負けないと自負できる得意技があるではないか。これを駆使することで彼女のお役に立つことができるのではないか。そんなことを考えながら床に就いた。
私には息子は3人いるが娘はいない。孫は4人いるが3人は女の子だ。男の子でも女の子でも孫は可愛いが、その可愛さは違うらしい。息子たちを見ているとよく分かる。勿論、男の子は逞しく育ってほしいと思っているだろうが、それとは全く違う意味で女の子は可愛いらしい。私には娘がいなかったのでよく分からないのだが。
しかし、安藤さんと話していて、この子が娘だったらとふと思った。何かしてあげたいと思った。娘の男親はこんな気持ちなのかと思った。不思議な感覚、不思議な感情が湧いてきた。
いい娘だ。純粋だ。目が、心が澄んでいる。真っ直ぐだ。だからだろうか、可愛いと思った。美しいと思った。
人と人の出会いはまるで心を映す鏡のようだ。美しい心と出会うとこちらも美しくなる。それに合わせてこちらも美しさに染まる。
この娘の心の美しさ、純粋さを私は持っているのか。口先だけのところがないとは言えないのではないか。私もその美しさを受け入れるだけの素直な心でありたいと思う。
可愛く、美しい娘よ。逞しくあれ!
私も美しく逞しく生きていこうと思う。
小林 博重
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