金沢は北陸のノブレスオブリージュを果たさなければなら ない。

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11時24分東京発の「はくたか」で金沢に行く。14時20分着だ。乗車時間は3時間弱。日中は超特急の「かがやき」は運転していない。朝晩だけだ。朝早くの「かがやき」は9時前には金沢着があるので、仕事には全く問題ない。便利になったものだ。
15時前には片町のゲストハウス「風と翼」にチェックインする。16時、浦建築研究所鈴野専務と打ち合わせ。18時から浦社長とポラリスの秋光さんの3人で懇親会だ。
秋光さんは東大の後輩で、興銀を経てポラリスへ。私とは数年前に知り合ったが、実に誠実で心が真っ直ぐな素晴らしい方だ。
浦社長も同様だ。金沢や北陸の活性化のために、「認定NPO趣都金澤」を設立された。
当に「類は友を呼ぶ」。私は素晴らしい人同士を紹介したと思う。心清いウインウインの関係にしたいものだ。
長野を過ぎるとトンネルばかりだが、ちょっと一寝入りすると、上越妙高〜糸魚川を過ぎて富山県に入る。黒部宇奈月〜富山〜新高岡。あっという間に終点金沢だ。
金沢は北陸の中心。北陸新幹線で一層光が当たっているが、それだけに満足していてはいけない。少なくとも、加賀百万石である石川県と富山県の地域活性化のリードオフマンになるべきと思う。「高貴なる者の義務」(ノブレスオブリージュ)を思い起こさなければならない。
世の中は争いが絶えない。国内外、人同士、諍いがなくなることはない。どうしてそんなに争うのか、人は愚かなのか。そんな時、この「ノブレスオブリージュ」のプライドを思い起こしてほしい。
力がある人は、弱い人のことを考えるべきだ。人間は平等だが、力のあるなし、能力のあるなし、人の立場は対等ではない。高貴なる者はそうでない者のことを思いやる「恕の心」を持つべきなのだ。その心が争いをなくす。考えれば至極当然なことなのに、分かっていることなのに、人間は愚かなのか。
北陸での金沢の立ち位置を考えながら、そんなことに思いを致した。
小林 博重
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