最近の政治家や芸能人の不倫報道を見るにつけ、昨今の公人や人気商売で生きている人たちは「清く正しく美しく」生きなければ勝ち残っていけない時代なのだと思います。芸能人は多様な生き方があって、不倫・不道徳を売りにできることもあります。しかし、政治家は選挙で「清き一票」をいただかないと政治家にはなることができないのですから、人に法を説く公人たる政治家は男女を問わず「男の甲斐性」と済ますわけにはいかないのです。
世知がない世の中になったのか、真面な世の中になったのか。人を纏め上げるリーダーは、公人であれ私人であれ「人の範たる言動」を心掛けなければならないのです。
私からすれば安倍首相も山尾志桜里さんも李下に冠を正してしまい、瓜田に履を納れてしまったのです。公に「やましいことはしていない」とおっしゃるのは、立場上そう言わざるを得ないことですが誰もその通りだとは思っていません。李下に冠を正してしまったのですから。リーダーとはそれほど自己に厳しく対処しなければならないのです。
一本独鈷の私ですら、人さまのお力をお借りして「世のため人のために」事を成したいと思うものですから、「清く正しく美しく」生きていかなければ夢は達成することができないのだと、改めて強く実感しています。
小林 博重