人生の勝負は後半戦にあり

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郡山史郎さんが書いた2冊目の本を読みました。「九十歳まで働く!〜こうすれば実現できる!〜」(WAC)です。郡山さんは素晴らしいキャリアをお持ちで、ソニー常務〜関連会社社長を務めたエリートです。1935年生まれですから私より18歳年上の82歳です。今も現役で通勤電車を利用しているとか。
私は、人間、肩書きがあまり偉くなり過ぎると老後の人生は青壮年時代と比して思いの外侘しいものになると思うものですが、このような考え方のエリートもいるのかとちょっとエリートを見直しました。
人生100年時代を考えると、20歳で成人して残り80年の人生があります。生涯現役はこの80年間を「世のため人のための尽くす仕事をする」ことになるわけです。そのためには健康でなければなりませんし、円満な家庭生活を送ることや、人との和を大切にしてお互いが協力・協働できる関係を構築することが大切です。
そして、65歳になるまで関連会社に籍を置いて、65歳から年金をフルに貰い悠々自適な老後を過ごすという、人生80歳時代の生き方から完全に脱却して新しい生き方の哲学を持たなければ、幸せな生涯は送れないと思います。
80年の仕事人生を60歳還暦までの40年間と、61歳から100歳までの40年間に分けると人生設計は分かりやすいのではないでしょうか。
ほとんどの人は、特に上昇志向が強い人は、前半の40年間を仕事一筋に走り抜けるのですが、それの終点である還暦が上がりだと思ってしまうのです。若い頃、私は、前半戦で勝負がつくと思っていたのですが、還暦になってみると「人生の勝負は後半戦にあり」だとの実感を強くするのです。これからが勝負の後半戦だと言うのにほとんどの人は疲れ果て、世のため人のための尽くすと言う天から与えられたミッションは頭の片隅にも持っていないのです。
私の個人会社Mapは私一人の会社ですが、Mapの社員は私が親しくしている人びと全てと思っているのです。学生や留学生の応援団であるOUEN Japan は、これからの日本・世界を背負っていく若者を応援していくNPOであり、世のため人のために尽くす事業です。私は若い彼らに刺激され若さを維持できるメリットもついています。
当に「人生の勝負は後半戦にあり」
100歳を過ぎた後はもっと先に考えることにして、とりあえず100歳までの現役時代を生き抜く人生設計を構築することにします。
小林 博重
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