第3次安倍再々改造内閣を受けて毎日新聞が実施した緊急世論調査の結果は内閣支持率が35%で、7月調査の26%から9ポイントの増(不支持率は47%で9ポイント減)になったとか。内閣・自民党に多くの問題があったことで内閣を改造したわけですから、少しは支持率が増加(不支持率が減少)しなければ、それは目も当てられない末期症状と言うことであり、この結果は当然のことであると思います。
とは言っても、大臣の布陣への期待感があってのアップであり、本質は何も変わってはいません。問題は、支持率の低下は「安倍首相の人柄が信頼できない」と言う政策以前の人間性に起因していることです。一部に「政治の本質とは違う。女性は政治を分かっていない」という指摘がありますが、政治家は国民から選ばれて国民のために政治をする人であり、理想の政治家は人間として尊敬される人であるべきなのです。政治の玄人は「そうでなくてもいいのだ。黒い猫でも白い猫でも鼠を捕る猫が良い猫だ」と言うのかもしれませんが、それだから人格高潔な人は政治家を志望しなくなります。
自民党の一部の政治家は「支持率が持ち直した。民進党が体たらくを続けている今こそ、また都民ファーストが国民ファーストの体制を整えない前こそ解散総選挙に打って出る好機だ」と宣う不届き者がいるとか。
「何とまぁ、情けない。『仕事人内閣』を打ち出した舌の根も乾かないうちに何を宣うのか。国民の支持を回復するためには、腰を落ち着けて誠心誠意仕事をすることではないか」と考えるのは私だけではないでしょう。
昨日、「梶山千里先生瑞宝大綬章受章記念祝賀会事務局」から祝賀会のご案内状が届きました。10月15日(日)に、ホテル日航福岡にて祝賀会が開催されます。
梶山先生は現福岡女子大学理事長兼学長であり、元九州大学総長です。
平成29年度春の叙勲に際し、多年に亙る我が国の教育に尽力され、学術の発展に貢献されました。その功績により瑞宝大綬章受章の栄に浴されたのです。
梶山先生は学者然とされることなく、その人間性はざっくばらん、オープン。一言で言えば哲人教育者。大人(たいじん)の風貌を感じます。
私が言うのも僭越の極みですが、梶山先生は『本質を追究する人』なのです。
梶山先生には、NPO OUEN Japan理事をお引き受けいただいており、そのご縁があって来年2月に福岡にて【OUEN塾in福岡】イベントを4日間に亙って開催します。福岡の地場企業と福岡で学ぶ日本人大学生・留学生との交流推進を定期的に行うことにより、日本でも一番元気な福岡を更に元気にする『福岡活性化サポート』を目的にしています。企画して2年半の年月が掛かりましたが、梶山先生の全幅のご支援があったればこそと深く感謝しているものです。
【OUEN塾】は、福岡での成功を果たして、全国展開を目指しています。
梶山先生に深く感謝申し上げ、喜んで祝宴に出席したいと思っています。
小林 博重