OUEN Japan 理事会を終えて

8月29日に東京ガーデンパレスにてOUEN Japan 理事会を開催しました。
理事の方々は、福岡女子大学理事長の梶山先生他、私の応援部関係やクラスメート、ビジネスで親しくさせていただいている方々等、OUEN Japan をこよなく愛していただいている皆さんです。(梶山先生はご都合が悪く欠席されました。福岡出張のおり詳細をご報告します)
OUEN Japan は平成26年1月30日に設立して3期を終え、29年5月から第4期目に入りました。
OUEN塾とOUEN HOUSEの二本柱にしています。
先期は、関西大学での留学生向けのOUEN 塾を4回に亙り実施しました。また、OUEN HOUSEは経堂で1棟立ち上げ、1年掛けてようやく6部屋全部が満室になりました。試行錯誤の連続ですが、失敗を肥やしにして、少しずつ成長していっていると思っています。
今期は、福岡にて福岡の自治体や大学、企業の皆さんのご協力をいただき、30年2月に4日間の「OUEN 塾in福岡」を開催します。ここのところ、毎月1週間、福岡に出張して、協賛をいただくべく様々な企業を訪問しています。
理事会では、理事の皆さんに、実績報告と計画説明を行いました。皆さんからは前向きなアドバイスをいただき、新しい切り口でOUEN Japanを成長させていくヒントを頂戴しました。皆さん、OUEN Japanを愛してくださっていると肌で感じます。本当にありがたいことです。
仕事も人生もただがむしゃらに走るだけでは、労多くして益少なしで終わってしまいます。ガッツだけではダメなのです。
折角、私は、人も羨むほどの多方面の人脈を持ち合わせているわけですから、もっと知恵を働かして、皆さんにお力を貸していただくように持っていく段階にきていると感じています。 ようやく実績が出てきたところなので、国の補助金をいただくことも真剣に考えようと思います。
人間は日々が成長です。世の中を真っ直ぐみて、人さまが助けてやりたいと思っていただく努力と知恵を発揮することです。
天衣無縫
天真爛漫
堂々たる後半戦の人生を悔いなく送っていきたいと思います。
小林 博重
iPhoneから送信

「働き方の教科書」(出口治明著)を読んで

ライフネット生命会長の出口治明さんは日本生命のエリートサラリーマンだったが、中途退職して60歳で起業した異色の実業家です。当代随一の読書名人だとか。稲盛和夫さんもいつも枕元に幾つかの哲学書を置いて就寝前に必ず書物に目を通し1日の反省をされるとか。お二人とも偉大な実業家にして哲学者でもあります。
それを思うとき哲学なき経営は決してホンマモノの経営ではないと思います。政治評論家は決して偉大な政治家になることができないように、経済評論家も偉大な経営者になることができないと思います。
(1)現場に飛び込み、今何が問題なのかを体に沁みこませること
(2)「人は何のために生きるのか、働くとはどういうことか」を追究し、確固とした人生哲学・経営哲学を確立すること
(3)哲学確立のために、自らが経験できないことを書物から貪欲に吸収すること
「働き方の教科書」(出口治明著/新潮文庫)は、哲学を現場に落とした、分かりやすい“人生と仕事とお金の基本”が書かれています。経営者に限らず、ビジネスマンにも身近な事柄を題材にした、スーと頭に入ってくる好著です。
稲盛さんや出口さんと比べることができない私ですが、稲盛さんを父として、出口さんを兄として、その足元に近づくように切磋琢磨して人格の陶冶を極めたいと思います。
小林 博重

昭和50年卒『七朋会』

旧帝大応援団OB・OG有志の会である『七朋会』は、今年から毎年1回、関西と東京とで交代して開催することになりました。今年は5月に関西(阪大)で開催されました。
しかし、『七朋会』の興りである「昭和50年卒同期」からは、誰彼となく、同期だけでも今年は関東で開催しないかとの話が持ち上がり、11月の最終の土曜日(25日)に開催することになりました。
大学を卒業して40年余り、皆んな前期高齢者になりました。振り返るとアッと言う間の40年でした。これからが人生の本番。「人生の本番は後半戦にあり」と前向きに逞しく生きたいものです。
人生100年時代。還暦5歳である私の同期の半数は100歳まで生きる時代になりました。
長い人生です。同期会を通じて、お互い健康を喜び合うための集まりにとどまることなく、後半戦の人を如何に積極的に生きるか、と具体的に人生を考える切っ掛けにしたいと思います。
応援団のOBたちは人が良い連中が多く、余り世渡り上手とは言えません。お互いざっくばらんに交流しているのが長続きの要因だと思います。
そんなことを考えると、人生の幸せはお金ではなく、どれだけ温かい人間関係を構築してきたかだと思います。ビジネスにおいてもそんな人間関係をベースにすることが大切なのではないでしょうか。
応援団OBは、さほど世間的に偉くなっている人はいませんが、皆んな、殊の外人間関係を大切にする連中の集まりです。その意味で、皆んなは幸せなのだと思いますし、私もそのような仲間たちと青春を過ごして、人間としての大切なものを学んだことを有難い、ありがたいと感謝しています。
小林 博重
iPhoneから送信
iPhoneから送信

「北海道大学応援団100年記念誌」に寄せて

北海道大学応援団OB会の北海道延齢会から「北海道大学応援団100年記念誌」への寄稿を依頼されました。北大応援団は東京六大学をはじめとする現代的応援団(リーダー、チアリーダー、ブラスバンドの3パート構成)とは異質の旧制高校を彷彿とさせる名物応援団です。以下、私の寄稿文です。
東大応援部で学んだ「応援哲学」 小林 博重(昭和50年卒・東大応援部)
昭和49年に東大応援部主将を務めました小林博重です。私たち同期が幹部のおり、東京にて七大戦が開催されました。そのおり同期会として組成されたのが『七朋会(しちほうかい)』です。
しかし、OB会を組成したものの各自は就職してちりじりばらばら。50歳になるまでは開催していませんでした。50歳になって誰からということもなく「七朋会をそろそろ開催したいものだ」という話が出て、四大学(北大、東北大、東大、京大)OBが東京青山で集まったのが第1回七朋会です。第3回の開催から七大学全てが揃ったでしょうか。その後、同期のみならず近い年齢の後輩や、もっと若い後輩、先輩方も参集いただく七朋会になり、当に国立七大学応援団OB・OG会の様相を呈して今日に至っています。
東大応援部は、昭和22年の創部以来、東京六大学野球応援が応援の中心です。春と秋のリーグ戦では神宮球場にて他の五大学との応援合戦に明け暮れますが、それを切っ掛けにして早慶明法立の五大学応援団(部)とは親交が深まります。
それに対して国立七大学では夏の七大戦の1週間しか他の応援団(部)員と交流できません。それなのに七朋会ができたのです。それは、同期が気が合ったというか、七大学特有の応援団気質を持ち合わせている同期が全大学にいたということでしょうか。
では、応援団気質とはどういうものか、と考えるに、応援団は運動部や文化サークルとも一味違った「人間好き、情に厚い、あまり世渡りが上手ではない、人の好さは群を抜いている」人の集まりのような気がします。
一所懸命に応援しても、応援の力で試合は勝つわけではないと思いますが、その応援がなければ選手の意気は上がらないでしょうし、選手からは「応援が励みになる」と感謝されること頻りなのです。感謝されるからそれを励みに一所懸命応援する。その感謝の言葉が応援団(部)への応援なのです。応援とは双方向の感謝の交流なのだと思います。
私は大学卒業後に銀行に入社して21年間勤めました。その後、紆余曲折を経てビジネスマッチングを生業とする個人会社(南青山ビジネスパートナーズ・Map)と大学生・留学生を応援するNPO(OUEN Japan)を設立しました。東大応援部の3Sスピリッツ(Service、Sacrifice、Study)はMapのフィロソフィーでもありますし、OUEN Japanの理念も3S(Support、Strengthen、Sustain)です。当に3Sスピリッツは応援そのものなのです。
私は東大応援部を通じて多くの仲間と巡り合い人生哲学を学び、これからの人生の後半戦に於いても、応援を極めていくことにより、世のため人のために尽くして人生を全うしたいと思っています。
本当に青春の真っ只中に「応援」に関わることができて現在の私があると、心から天に感謝しております。
以上

自分の頭を使って考えること

ライフネット生命保険創業者の出口治明さんが8月21日の日本経済新聞の女性欄に書かれてあった「ダイバーシティ進化論」には、「働き方改革」に関し示唆に富む内容が書かれてありました。
1. ビジネスパーソンに今、最も必要とされる能力は「考える力」だ。言い換えれば教養を身に付けることだ。
2. 教養とは、知識と知識を組み合わせ、応用しながら自分の意見を組み立て上げる力のことだ。
3. なぜビジネスに教養が必要なのか。
日本経済が、労働集約型の工場モデルから、サービス業中心の産業構造に転換したからだ。組織や上司に忠誠を誓い、残業を厭わず働き続ければ結果も評価も付いてくる工場モデルの時代は過ぎ去り、自分の頭を使って考え、斬新なアイディアを生みだし、イノベーションを起こす力が求められている。
4. 自分の分野を深掘りしつつ、なるべく遠いジャンルの知識や時空を隔てたところで見出された知識を取り入れることで、オリジナリティーは強化され素晴らしいアイディアとなる。
そして、脳を刺激し続けることで考える力も磨かれていく。
働き方改革が叫ばれていますが、特に人生100年時代の3段階(教育〜仕事〜余生)を迎えた現代に於いて、35年以上ある余生を今までの余生の概念のまま生きていくのか、生き方の哲学が問われています。人生の後半戦(65歳〜100歳〜120歳)を如何に生きるか。やはり「働く」ことを中心に置かないと侘しい老後になると思うのです。
大手企業に於いても「テレワーク」を導入する企業が出てきていますが、ビジネスマンに限らず全ての「働く」観点からもテレワーク的働き方の発想はこれからは不可欠と思います。
※テレワークとは?
情報通信手段を取り入れた就労形態。通勤する際の、交通機関混雑緩和遠距離によるさまざまな問題の解消を目的とし、SOHOサテライトオフィスなどの新しい就労形態が生産性の向上につながると期待されている。
私はビジネスマッチングを生業としておりますので、人に会うことが仕事です。それもありとあらゆる業種、規模の会社の役職員の方々と日々お会いします。出口さんのお話は当にその通りと腹にストンと落ちますし、仕事の仕方もテレワークな働き方になっています。結果、図らずも時代の先端を行っているのだと、自らの運の良さを天に感謝しなければなりません。
OUEN塾では、若者が「人生を自らの考えで以って生きる」ことの歓びを感じて社会に巣立っていってほしいと思います。
小林 博重

クリーン・マット

東大野球部と応援部の同期である網谷育夫さんが三菱商事〜東洋ゴムを経て、彼の故郷である長崎が本社のクリーン・マットに執行役員として入社しました。
同社は長崎を中心に九州地区でレンタルマットを始めダストコントロール事業を展開しています。
福岡は支店や営業所はあるもののそのシェアはまだまだ低く、これからの課題だとか。
私は月に1週間は福岡に出張しているので何か同社のシェア拡大にお手伝いができないか。網谷さんのお願いでもあり、本日は田中社長にお会いしました。 松尾取締役福岡支店長や山下次長にもお会いして、彼らの噓偽りのない真摯で人間が素直なお人柄にも共感できるところがあり、一肌脱いでみようと思っています。
私は、ビジネス(利)の観点ではなく人間の感性の観点から、企業と付き合うかどうかを決めます。それは年齢を重ねるほど強くなってきていると思います。 そんなことを考えると、やはり私はサラリーマンには向いていなかったと思います。
一本独鈷は自分に正直に生きることでストレスのない人生を送ることができます。人との和はサラリーマンの時以上に重んじるものの、気に食わない人種とは一定の距離を置いて付き合うことができるようになりました。少し成長したのです。
大学時代に損得で付き合ってこなかった人間関係がこの歳になって活きてきていることに、青春時代の裸の付き合いが如何に大切なことかと改めて思います。
小林 博重
iPhoneから送信
iPhoneから送信

OZ Company小津社長

九州北部信用金庫協会の篠原専務理事からご紹介いただき、昨日OZ Company 代表の小津智一社長にお会いしました。
OZ Company は、事業所・病院内保育事業、イベント・サービス施設内託児事業、イクボス推進事業を生業としているベンチャービジネスです。 同社は2016年度の「新・ダイバーシティ経営企業」として経済産業省から表彰を受けました。保育業界では初の受賞です。
*ダイバーシティ経営とは、
「多様な人材を活かし、その能力が最大限発揮できる機会を提供することで、イノベーションを生み出し価値創造につなげる経営」
ー経済産業省HPー
【OUEN 塾in福岡】の目的は、
(1)大学生・留学生が福岡の企業と触れ合うことにより、福岡には多くの素晴らしい企業があることを知る。
(2)延いては、彼らが福岡に根付くことにより福岡が一層活性化することを目指す。
(3)OUEN 塾を通じて大学生・留学生が「人生観や仕事観を確立」し、幸せな人生を送る。
OUEN 塾では、一般的な企業のプレゼンだけではなく、しっかりとした経営哲学を持った経営者が、大学生・留学生に、その想いを自ら語ってほしいと思います。 そのためにも、上場企業や有名企業だけではなく、しっかりした経営哲学を持った企業、起業家にも協賛していただきたいと思っています。
小津社長からは、イクボスの経営者仲間と相談してみるとの前向きなお話をいただきました。このような企業が多くOUEN 塾に協賛いただきたいものです。
小林 博重
iPhoneから送信

柳井正社長のインタビュー

NHKの「おはよう日本」にファーストリテイリングの柳井正社長のインタビューを放映していました。
•社員は「自分が社長だったらどうするか」と思って仕事をすべき。
•上司を見て仕事をするな。顧客が何を求めているか、顧客ファーストの仕事をするべき。
•自分はエベレストに登る。社員はまずは500mの丘に登れ。登るとつぎは1,000mの小山に登りたくなる。そして少しずつ高い山に登っていってほしい。 •座右の銘は「破壊と創造」
大企業の社員は多かれ少なかれ安定志向です。公務員と似たり寄ったりのところがあります。
21世紀の成長する企業のビジネススタイルは、
•他との差別化を極めた個性化企業が、
•別分野で同様な差別化企業とのコラボレーションにより、
•顧客志向を極める
ことだと思います。
自分自身を知り、自分のキャラクターを最大限に活かすことにより、信頼できる仲間との協働して、ミッションを果たすことです。
小林 博重
iPhoneから送信

反面教師と一日の反省

•自分が人からどのように見られているか分かっていない。
•自分が「人徳がある人」と思っており、人にも「私は人徳がある人だ」と恥ずかしげもなく言う。
•言っていることは間違っていないのだが、素直に聞くことができない。
•言外に「自分は苦労人であり、酸いも甘いも分かっている。言うことを聞け」と言っている。
•言外に「自分は影の実力者であり、人脈は幅広いものがある」と言っている。
•会社の金を使っているのに、まるで自分の懐からご馳走していると言う素ぶりを見せる。
反面教師
人のふり見て我がふり直せ
私も人にそのように見られていないのか、素直に自分を表現できているか、謙虚に振舞っているか等。
今日は、自分の今日の言動を見つめ直し、きちんと反省しようと思った一日でした。
小林 博重
iPhoneから送信

保守と革新

仕事がらさまざまな規模の企業の役職員の方々にお会いします。感じるのは人に人格があるように企業にも企業格があると言うことです。
政党には保守と革新があります。基本的考え方として、現状を維持していくか変えていくかですが、大切なことは「不易流行」です。 決して変えてはならないレーゾンデートルは何があっても死守するべきであるが、時代の変化に対応して変えていくべきことは果敢に大胆に変えていかなければならない。
しかし、得てして大企業は保守であり、これからと思われる企業であってもそれなりの有形無形の財産ができると保守的な考え方になってしまうのです。起業家精神があるオーナーやサラリーマンであっても起業家精神がある経営者はそうではないと思うのですが、ほとんどのサラリーマンは保守に傾いてしまいます。そのほうがリスクはない。稟議書を書くにしても面倒な説明をしたくない等。
大中小に関わらず完全な企業はないのですから、もっと上のレベルを目指し果敢大胆にチャレンジしていく姿勢を持ってほしいものです。そのほうが面白いし、会社も個人も成長するし幸せになるのだと思いますが。これも自らを守る人間の本能・本質なのでしょうか。やはり、理性を本能にまで高め、チャレンジ精神を持つことが本能になるよう、念じ行動していかなければならないと思います。
小林 博重
iPhoneから送信