「怒髪天を突く」という言葉があります。激しい怒りのために逆立った髪が天を突き上げる様相を言うものです。
あまりにも怒髪天を突くことが多い昨今です。しかし怒りをそのまま表現しても何もいいことはありません。人間関係は悪くなるし、ストレスは溜まるし、心身ともに不健全です。アンガーマネージメントでは6秒間待つのだとか。深呼吸すれば怒りは多少和らぐのだとか。
「怒り」を怒りのままに終わらせるのではなく、転んでもただは起きない強かさで、怒りを逆手に取って、前向きに「大人の対応」ができる大物にならなければならないでしょう。若いときは”若気の至り”で済ませることができますが還暦を過ぎて若気の至りではシャレにもなりません。
怒ることを忘れず、怒りを利他や恕の心に変える大らかさ、強かさを身に付けたいものです。
小林 博重
iPhoneから送信