自民党の二階幹事長の派閥研修会での挨拶が波紋を呼んでいます。「自民批判に耳を貸さず国のために頑張らなければならない」と。傲慢不遜な発言に自民党の思い上がりを感じます。 私は根っからの自民党支持者の1人ですが、国民のためと言いながら国民に目を向けていない自民党は当に選挙目当ての血税泥棒なのではないかと思わざるを得ません。
何が”国民のため”だ。
私は20年前、20年以上勤めた安田信託銀行を退職しました。いろいろなことがありましたが、その理由の一つに「君はどちらを向いて仕事をしているんだ?今は銀行が大変な時だ。経営者の夢やロマンなどと夢物語を語って生きていけないんだ。今は大蔵省の方を向いて仕事をするんだ」と私に語った役員の言葉でした。役員の語ったことは当時の安田信託の姿勢でもあったでしょう。 そんなことで辞めたのは”若気の至り”そのものですが、今になってもその想いは変わっていません。
何のために生きるのか?
言葉だけだったら何でも言えます。その言葉が行動と連動しているのかです。
言行不一致の偉い人に、心ある人は付いていきません。国民は何も言わずに他の人に投票します。投票したくなるほんまものの「国士」の登場を切に望みます。
小林 博重
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