24〜25日の両日、国会の衆参予算委員会閉会中審査がテレビで放映されました。お詫びとか、丁寧で謙虚な答弁説明とか、記憶にないとか、記録がないとか、日本のエスタブリッシュメントとは思えない政治家や高級官僚の質の劣化が垣間見られて、これで日本は、日本の教育は大丈夫かと情けなく心配になるのは私一人ではないでしょう。 安倍首相は冒頭に「李下に冠を正さず」との中国の諺を話しました。
君子は未然に防ぎ、嫌疑の間に処らず。瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず。
(人から疑いをかけられるような行いは慎むべきであるということのたとえ)
先ず以って日本の最高のエスタブリッシュメントである安倍首相は丁寧で謙虚な答弁説明以前に「瓜田に履を納れてしまい、李下に冠を正してしまった」わけで、その時点でOUT(失格)なのです。
リーダーに不可欠な資質は、西郷隆盛が言うところの「命も要らず、名も要らず、官位も金も要らぬ」人であり、そういう心根を持った人でなければ国家のために大業を成し遂げることはできません。そのような人は何よりも身辺を清くし、決して李下に冠を正す行いはしないものです。
よくもまぁ、与野党ともに貴重な時間と金を使って足しにもならない質疑応答をしているものだと思います。
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ある若い女性経営者は「学生時代に起業しました。私は日本のために何かをやりたくて政治家になりたいと思っていました。しかし経営者から日本を変えることの方が現実的だと思いました。起業して11年経ちますが、起業して良かったと思います」と。 さもありなん。
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小林 博重