テレビでも「怒り」をテーマにした番組があります。漫才でも「怒り」をネタにしているものがあります。「怒り」は日常茶飯事、誰もが経験する感情です。 特に、謹厳実直な人や公明正大な人は、得てして他人に対しても自分と同様な厳しさを求めがちです。また、自己中心的な人も身勝手な怒りを発することがあります。
何週間か前の「さんまのホンマでっか」というバラエティ番組で『アンガーマネージメント』が話題になっていました。怒りの感情をコントロールするプログラムです。 怒らなくする方法ではなく、自分の怒りのくせを知り、上手な怒り方を身に付けることにより良好な人間関係を構築するものです。
自分のことを考えてみるに、怒りをコントロールできずに人間関係が気不味くなってしまったことが間々ありました。19歳年下のメンターからも「小林さんは子どもだ」と言われましたが、今になって考えると全く『アンガーマネージメント』ができていなかったと思います。
怒りは、怒りを感じてから6秒間待ち続けると和らげることができるのだそうです。カーッときて直ぐ感情的に反応することがありますが、いくら自分が正しいと思っていても相手も感情的に反応しますから人間関係が悪くなるのは火を見るよりも明らかです。
怒りの感情を6秒間抑えることで怒りは少し和らぎ、冷静に考えることができるようになります。相手の立場に立って考えることができると、どうしたらウィンウィンの関係ができるのか、穏やかな気持ちになって「怒り」を表現できるようになります。
また、メールは声のトーンが分かりませんから「怒り」に関する内容のものは決して発信してはいけないと思います。正しいか正しくないかは冷静になって判断することです。即判断は「怒り」に関してはご法度です。
昨日は「怒り」を感じることがありましたので、寝てから考えることにしました。
朝早く冷静な頭で考えると大したことはない、穏やかな心で対応すれば何でもないことだと思いました。
カップ麺やウルトラマンの3分間ではありません。6秒間で良好な人間関係が構築できるのです。
小林 博重
iPhoneから送信