今日(24日)から28日までの1週間は毎月定例の福岡出張です。7〜9月の3回の出張の目的は【OUEN 塾in福岡】の協賛企業の固めです。大層は固まっていますがベンチャービジネスの追加協賛も見込んでいます。学生リーダーは夏休みが終了した10月から活動がスタートします。
私は学生リーダーの黒子という位置付けです。大相撲に例えるなら、横綱の土俵入りの露払い役ですね。
OUEN 塾の主役はあくまでも学生・留学生であり、OUEN Japanは黒子です。
すなわち、応援(OUEN )の真髄は「黒子に徹してプレイヤーを応援する」ことなのです。
大相撲といえば昨日が名古屋場所の千秋楽でした。横綱白鵬の前人未到・前人未踏の大記録のオンパレードで幕を閉じました。39回目の幕内優勝と通算1,050勝です。
白鵬はこの1年は優勝から遠ざかり長く続いた白鵬時代はそろそろ終焉かと一部のプロ解説者から言われていました。白鵬も人の子、白鵬1強の時代が続くと傲慢になることもあります。私も白鵬の言動にそのような驕りを感じていました。
しかし、白鵬はこよなく相撲を愛された明治天皇と大久保利通を尊敬しているとか。日本人よりも大相撲に造詣が深く探究心も極めて旺盛だとか。この1年は白鵬にとっては精神を鍛え直す臥薪嘗胆の1年だったのではないでしょうか。
NHKの大相撲千秋楽は、北の富士勝昭さんと舞の海秀平さんがテレビ解説をされていました。
白鵬の最近の相撲は、往時の横綱相撲から相手によって多彩な技を繰り出す相撲に変わったことに対するコメントです。
舞の海さんは「白鵬は往時の抜群の強さが少し衰えてきたのではないか。他の力士との力の差が縮まってきたせいではないか」というものでしたが、元横綱の北の富士さんは「白鵬は相撲に余裕が出てきたからではないか。相手に合わせて相撲を取ることは大きな力の差がないとできるものではない。白鵬は円熟の境地に向かっているというのが当たっているのではないか」と。
北の富士さんは幕内優勝10回の大横綱でした。横綱であった人でなければ言えない奥が深いコメントだと強く印象に残りました。
人は御釈迦様ではないですから完全無欠な人間などこの世には存在しないでしょう。
それだからこそ、完全無欠な人間を目指して人間は生涯を掛けて修業に勤しまなければならないのです。その完璧を目指す謙虚な生き方が人間を作るのです。
白鵬は東京オリンピックまで現役を続ける思いがあるようです。そのために心身の鍛錬を怠ることはないものと思われます。
白鵬関の今後益々の活躍を祈念するものです。
小林 博重
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