安倍内閣の支持率26%に思う

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安倍内閣の支持率が6月の前回調査から10ポイント減の26%に、また不支持率は12ポイント増の56%になったとか(毎日新聞調査)。
私は、支持率の低下は安倍首相の失政のせいではなく、安倍一強の驕りと甘さや首相の人間性が信用できないというインテグリティの問題であるがゆえに、その回復は並大抵のことではないと思われます。
適任でない大臣や自民党国会議員の不祥事は首相本人のことではありませんが、トップたる人間は全てを背負う自責の心を持つべきであり、言い訳は通用するものではありません。 素直に謝罪する潔さがなければ支持率の回復は困難なのではないかと思います。
現安倍内閣は、当に天から地へ逆落としに落とされたようなもので”驕れる者久しからず”の平家物語を見ているようです。
是が非でも誠実で謙虚な対応を貫いていただき、政治を前に進めていっていただきたいと願うものです。
政治の世界は支持率が生死を分ける厳しい世界ですが、このようなことは何も政治の世界に限らず、経営やその他組織に共通することです。
松下幸之助さんは、経営に何が一番大切かと聞かれたとき、「一つだけ挙げるとしたらそれは『素直さ』である」と喝破されています。
素直になれば、人の意見に耳を傾けるだろうし、人は何かおかしいと思ったときリーダーのことを思って諫言することに躊躇しないでしょう。そしてリーダーは諫言してくれた部下に感謝の心を持って接するのです。これは”人間の器量”の大きさでもあると思います。さすれば、部下はリーダーのためならと思って死にものぐるいで付いて来るでしょう。
素直、謙虚、感謝、誠実、高潔、真っ直ぐな生き方、懐の深さ、恕の心、利他心、不屈の精神、等々
考え方や生き方が如何に生きていくにおいて大切なことか、心して生きていかなければなりません。
小林 博重