インテグリティ、信なくば立たず

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昨日は日帰りの関西出張(関西大学)でした。
CARES(Communal Actions for Resident and Employment Support)-Osakaの一環として、関西大学は、関西大学生協とのコラボにより、留学生向けシェアハウス1号を関西大学吹田キャンパス徒歩5分のところにスタートさせます。2人部屋4室、1人部屋1室の計9名ですが、3名は国際交流に興味がある日本人大学生の予定です。
OUEN Japanは、世田谷区でOUEN HOUSE-Kyodoを運営していることもあり、ソフトの面でサポートできることが多々あると思われ、関西大学と打ち合わせを行いました。
ソフト面でのサポートは当にOUEN塾であり、地域活性化を目的とする【OUEN塾in福岡】と並行して、OUEN HOUSEをはじめとするシェアハウスのハードソフト面での拡がりを目指したいと思っています。
往復5時間の新幹線車中で、大石さん(OUEN Japan専務理事)と「人財育成」の話で花が咲きました。
OUEN Japanは「世のため人のために尽くす人財の育成」をすることがミッションです。その人財であるためには多くの資質が求められますが、その中でも欠くべからざるものは何なのか、それはインテグリティ(integrity)であるとの結論です。コンプライアンス(法令順守)は必要条件ではあっても十分条件ではありません。
ドラッカーは『現代の経営』のなかで、「経営者が持たなければならない資質は「才能」ではなくインテグリティ(誠実さ、高潔さ、真摯さ)である」と喝破しています。
また「部下は管理職の「無知」「無能」「態度の悪さ」「頼りなさ」は許せたとしてもインテグリティの欠如だけは許さない。どんなに知識があり魅力的で仕事ができる人物であってもインテグリティが欠けていれば組織は腐敗する」と記しています。
では、インテグリティが欠けている人の特徴とは、
(1)人の弱みに注目する者
(2)冷笑家
(3)何が正しいかではなく、誰が正しいかに関心を寄せる者
(4)部下の人格ではなく、頭脳を重視する者
(5)有能な部下を歓迎するのではなく、恐れる者
(6)自分の仕事に高い基準を掲げない者
組織を運営するに当たり、組織は組織内外の関係性のなかで間々矛盾や齟齬があることがあり、常に一貫性のある判断をすることは難しいケースがあります。経営者がぶれない信念を持って誠実に組織をリードしていくことは極めて大切なことなのです。
あれだけ安倍1強と言われ盤石とも言われていた安倍政権ですが「信なくば立たず」の論語の一節にも表されるように「トップが信用できない」という多くの国民の評価は、政策の如何の問題以上に「政権の深刻な危機」と言えるでしょう。
今更ながら『信なくば立たず』を心したいと思います。
小林 博重