昨日の日経新聞に「東大の在校生と卒業生が集い、働き方や生き方について対話するユニークな交流会」が取り上げられていました。このイベントを企画運営しているのが『東大ドリームネット』と呼ばれる学生団体です。最近の東大生はなかなかまともなことをやるなと感心しました。
テーマ:自分にとっての幸せとは何か
「仕事や生き方を選ぶ上で、何のために仕事をするのか、生きる上で何を大切にしたいのかといった価値観を考えてほしい」
「自分が笑っていられれば幸せ」
「自分が必要とされる時が幸せ」
「おなかがへっている人に魚をあげるのではなく、魚の取り方を教えたほうがいいという考え方があるが、そらでも不十分だ。魚を獲りたいという気持ちにさせることが大事なのではないか」 「将来が心配。選択枝が多くて選べないでいる」
「選ばなくてはいけないというプレッシャーから自分を解放して、目の前のことに専念してみてはどうか」
「多種多様な職業の卒業生の話を聞けるのが刺激的。入学当初は安定志向だったが、今は若いうちにあえて厳しい環境に身を置き自分を鍛えてみたいというチャレンジ精神がでてきた」 「進路に迷っていたが、卒業生は自分のやりたいことや熱中できることを選択の軸にしていることがわかり参考になった」
「受験競争の延長でキャリアを考えるよりも、人と違うことで勝負したほうが幸せではないか」
「若さゆえの知識や経験のなさから不本意なキャリアを歩まぬよう、自分の経験を少しでも役に立ててほしい」
「学生には、卒業生の所属や役職などの肩書ではなく、価値観や意志といった人間的な側面に触れてほしい」
当に『教育』とはこういうものですね。
小林 博重
iPhoneから送信