昨今の安倍政権やトランプ大統領の行状を見ていて「傲慢」「横柄」の言葉が頭を過ります。それに反して、私の故郷石川県が産んだ松井秀喜さんは、若くして「謙虚」を絵に画いたような素晴らしい心根を持った名選手です。私は人間ができていないことが多く、メンターからは「傲慢」「横柄」なことがあると言われて気を付けなければならないと思いそのように心掛けるようになってきましたが、まだまだその入口に差し掛かったところです。
謙虚な人は誰からも慕われますし仕事もスムーズに展開していきます。そもそも「謙虚」とはどのようなことだろうか。謙虚の入口は「素直」です。「素直の神様」松下幸之助さんの著書に改めて目を通してみました。
松下幸之助さんが語っていること
(1)誰に対しても何ごとに対しても耳を傾ける心を持つ
人間は決して1人では生きていくことはできないし、できることは限りがあります。信頼ができる人の力を借り協働することにより、大きな夢を果たすことができるのです。
(2)全てに対して学ぶ心を持つ
一つの考え方に捉われることなく、素直に人の考え方から学ぼうとする姿勢を持つことです。
(3)よいものはよいものと認識し、価値あるものはその価値を正しく認める心を持つ
他人の価値観の意味をくみ取る度量を持つことです。「意見していただきありがとうございます」と感謝の心を持つことです。
これは実感ですが、「謙虚になる」ことで人間関係のトラブルを避けることができるのです。相手の立場に思いを致し、意見を聞き入れて思考を巡らせることでトラブルは極端に減少するのです。
また、インターネットで「謙虚な人に共通する9つの特徴」がありました。
1. 自分の話をあまりしない
2. 頭を下げることをいとわない(○)
3. 不運な出来事を他人のせいにしない(○)
4. たいてい自分はいつでも後回し(○)
5. 基本的に我慢強い(○)
6. 実はプライドが高い(○)
7. 見返りを求めない
8. 時に謙虚過ぎて頑固者である
9. ちょっとだけ人生損している自覚がある
ちょっと違うなと思うところもありますが、「謙虚」は多様な価値観を認めるところから始まるのですから、大いに参考にしようと思います。(○は私が素直に納得できること)
小林 博重