「不易流行」をモットーに生きる

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不易流行
いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものを取り入れていくこと。また、新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であること 不易=いつまでも変わらないこと
流行=時代時代に応じて変化すること
昨日は安田信託銀行時代の仲間たちを訪ねました。
私が人事部時代に採用した後輩、私の1年後輩、私の1年先輩、私の4年先輩の4名です。
彼らと会って松尾芭蕉が提唱した俳諧理念・哲学「不易流行」を思いました。
何十年ぶりに会った知人に対し「昔のまま。変わっていない」と思うときと「昔の面影はなくなって人が変わってしまった」と思うときがあります。前者のときは話が弾み、後者は初対面の気がして話はなかなか弾まないことが多いのです。
人生真っ直ぐに素直に生きている人は、得てして前者のケースが多いようです。人は相手の人間性=本質を見て付き合っていますから、その本質が変わってしまっているとこちらが身構えてしまうのです。
本質が変わると言うことは、言わば「人生の目的が変わる」と言うことです。その人が目指している目標が変わると言うことです。人生の目的を追求して極めるのであればいいのですが、曲がった方向に向いていくことは人間の成長としてはあまり芳しいことではないように感じます。
一方、その目的を達するための手段は時代に応じて変えていく必要があります。人間の成長には融通無碍であることが不可欠であると思います。そのベースに「素直」があります。人の意見に耳を傾け、自らを客観的に見つめる。至らぬところを素直に改める。
私は不易流行でありたいし、不易流行の人と長くお付き合いしたいと思います。そんなことを考えた1日でした。
小林 博重
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