アメリカのトランプ大統領を見ていると「利己主義の行き着く先は孤立」なのだと思わざるを得ません。
「パリ協定」は世界の196か国が参加しています。参加していないのはシリアとニカラグアだけ。世界のリーダーたるべきアメリカが脱退するとはなんたることか。
ノブレス・オブリージュ
身分の高い者はそれに応じて果たさなければならない社会的責任と義務があると言う欧米社会における基本的な道徳観です。日本の「武士道」と類似した「高貴なる者の人間としての矜持」です。
トランプ大統領は「アメリカを再び偉大な国にする」と言いますが、エゴイストの国、我さえよければいい国は決して尊敬される国、世界のリーダーになることはできません。トランプ大統領の言う「偉大な国」になどなることはできません。
アメリカは、圧倒的な経済的優位性と軍事力だけではなく、ノブレス・オブリージュがあったが故に、世界のリーダーだったのではないでしょうか。
このことは国レベルのみならず、企業や個人に至るまで共通する真理だと思います。
私たちは、もって他山の石とすべきです。そして、全てのレベルで自らの在り様を考えなければならないのではないかと思います。
小林 博重