穏やかな心を持ち続ける

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東京は、昨日までは25度以上の夏日が続きましたが、今日は久しぶりに気温は20度、湿度も30%程度とか。4月らしい爽やかな1日となりそうです。
狭い事務所ですが、ベランダや窓際に観葉植物や苔を処狭しと置いて朝晩に水を遣ることを楽しみにしています。特に4月は陽光に緑が映えて気持ちが穏やかになります。それに部屋を掃除すればなおさらです。
最近は、植物を栽培すると人間の心や体にもさまざまな良い変化をもたらすことが知られるようになったそうです。仕事人間の私としては、これが唯一の心の贅沢と言えるのかもしれません。
政治の世界では野党がだらしないこともあって政府自民党は謙虚さから程遠い体たらくです。世間でもお金第一主義がはびこっており、人間の心は殺伐の方向に舵を切っているのではないかと不安がよぎります。
そんな殺伐とした心で仕事をしても、人生の成功には至りません。特に、私のような「人間関係構築がビジネスの基礎であり、そのウェイトが極めて高い」コラボレーションサポートビジネスを生業としている者にとっては『穏やかな心を持ち続ける』ことが絶対条件です。
銀行を早期退職して20年が経ちました。いろいろなことにチャレンジして多くの辛酸も舐めましたが、基本的には「人間を性善説で見る」ことがビジネスの成功のポイントであることを、書物と経験の両面で実感しています。
書物から学んだ哲学を実践で確認すること。その哲学は自らの血肉になり、その堅さは益々堅固になるということです。私のような凡人は、やはり痛い目に合う経験を積まないとなかなか身に沁みないもののようです。しかし、一旦沁みこんだ哲学は、そんじょそこらの書物からかじった人の思いとは段違いに固いものになります。
この歳になっても学ぶことは山ほどあります。それは1,000年生きたとしても決してなくならないでしょう。
人生長く生きても、僅か100年です。棺桶に足を突っ込むその瞬間が学びのピークなのです。ガンジーの箴言通り「永遠に生きると思って学びなさい」は、人間の謙虚さの最大表現なのだと思います。生かされていることに感謝の心を持ち、謙虚さを忘れない人生を送りたいものです。
小林 博重