2月14日付日本経済新聞朝刊で、〜「価値」も語れる同盟に〜と題して日米首脳会談の宿題についてコメンテーターの秋田浩之氏が下記のように語っています。
〜世界が注目するなか、ゴルフや食事を重ね、関係を築いた安部晋三首相とトランプ米大統領。だが、ひとつ、やり残した大事な宿題がある。 自由や人権といった民主主義の価値を語り合い、共有する努力だ。これがなければ、強い同盟は生まれない。
(中略)日米同盟は共通の利益と民主主義の価値という、2つの柱に支えられてきた。このうち、後者の絆が確認されたようには思えないからだ。
(中略)人間でいえば、同じ信条で結ばれた友情は強く、苦境に耐えられる。だが、利益だけでつながる友人関係はもろく、ほかに役立つ人物が現れれば、そちらに流れやすい。〜
トランプ政権の入国制限策や対中外交を見てもさもありなんと納得してしまいます。
民間のビジネスにおいても、利益だけでつながる関係は深みがなく長続きしません。「金の切れ目が縁の切れ目」になってしまうことは痛いほど経験してきました。私は自らの人生哲学を人さまに押し付けるような不遜なことはしませんが、心と心が触れ合い本音を語り合えるざっくばらんな人間関係をビジネスの基本として持っていたいと思います。
国と国の関係も人と人との関係も全く同じことのように思います。お互いを高め合う人間関係を構築していきたいと思います。
小林 博重
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