独立自尊の人生を送る

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今年1月、日本老年学会と日本老年医学会が高齢者の定義を65歳以上から75歳以上に引き上げる提言をまとめました。65歳以上を高齢者とする定義は1960年代以降当時の平均寿命から導き出されたもののようで、医学・生物学的な根拠はないのだとか。
1964年は東京オリンピックが開催された年であり、「65歳以上が高齢者」の定義は私がまだ小学生だった時代の話です。隔世の感がある定義に縛られて、心も身体も老け込むことは、自身もさることながら日本にとっても損失と言えるのではないかと思います。
しかし、同期会を開催して「私はサラリーマンを中途リタイアして、人生が楽しく豊かになった」とつくづく思います。まもなく65歳です。高齢者の仲間入りをする歳になりますから50歳代には感じなかった[老化]がいたるところで忍び寄ってきていると実感します。
逆に、それを前向きに捉え「その分知恵がついてきたのだから、若い心で衰えつつある身体を騙し騙しして、人一倍健康に留意して、世のため人のために尽くす人生を送ろう」と考えると生きている喜びが増すと思うのです。
一本どっこは苦しいこともありますが、苦を楽しむ心の持ちようで人任せでない[独立自尊の人生]を送ることができるのです。
小林 博重
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