OUEN HOUSE のコンセプトは、以下の3つです。
1. キャンパスへ徒歩あるいは自転車通学ができる地区に、
2. 留学生、日本人学生、社会人が共に住み、
3. 国際交流ができるイベント(OUEN塾)を開催し、学びのアシストを提供する
この場合は、1大学の留学生、日本人大学生になります。
しかし、1大学に限らず複数の大学の学生と社会人が混住するOUEN HOUSEもあってもいいのではないか。
むしろ、ある意味ではそのほうがダイバーシティの観点からはより意味のあることなのではないか。
OUEN HOUSEに相応しい物件を探しているうちに、そのような考えが浮かんでまいりました。
何ごとも、「これしかない、これに決めた」と思って猪突猛進することも大切ですが、そうすると全体が見えなくなってしまうことが間々あります。OUEN塾やOUEN HOUSEの目的は何なのか。なぜNPO OUEN Japanを設立することに至ったのか、を絶えず念頭に置いておかないとそれぞれの事業が一人歩きしてしまうことがあります。
絶えず『不易流行』を念頭におくことが大切です。
決して変えてはいけないことは何か。世の中のニーズを汲みとり、それに応じて変えていくべきことは何か。
決して変えてはならないことは、「理念」であり「哲学」です。変えてはならない以前に、理念や哲学を持たないと経営をしてはいけないのです。本田宗一郎さんも「哲学のない人は経営をやることができない。理念なき経営は凶器であり、行動なき理念は無価値である」と喝破されています。そして、時代に応じて、世の中の流れを汲みとって人のために尽くすには変えていくべきことは何かを絶えず考えることが必要です。
どれだけ凝り固まらない「柔らか頭」で経営をしていくことができるか。幾つになっても柔らか頭でありたいと思います。柔らか頭であれば生涯に亙り経営に関わっていることができるのではないでしょうか。
小林 博重