「成長欲求」と「退行欲求」

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今朝のTBSテレビサンデーモーニングの新春スペシャルは、興味深いテーマでした。
<迷える世界・日本の立ち位置>人間はなぜ“壁をつくる?”で、早稲田大学名誉教授加藤諦三先生が、お話しされていた「成長欲求」と「退行欲求」です。
英国のEU離脱やアメリカの大統領選をはじめとして、現代のリーダーたちがしきりに排他的な言葉を口にする姿にについて、
「人間は矛盾した存在、人間は成長欲求と退行欲求を持っている、成長欲求は負担を背に成長していこうということ、大変厳しいが結果として人間にとって幸せ、退行欲求はその場の満足を求める、負担から逃れたいという小さな子どものいいとこ取り、2016年は明らかに世界は成長欲求を拒否した壁を作った、去年の流れのまま、それぞれの国が退行欲求に従えば人類が成長を拒否した流れた主流になってしまう、非常に危険な状態」と。
主体性やアイデンティティを持って生きることは成長した大人として不可欠な要素ですが、それが自己中心主義、排他主義になってしまうならば、大人から子どもに逆戻りしてしまうということです。
人を思いやる【恕】の心、【利他主義】は単なるきれいごとではなく、その意味を深掘りしていくこと、止揚させていくことによって、全てがウィンウィンの関係になる本物の大人の【利他主義】になっていくのだと思います。即ち「世のため人のために尽くす」ことは、究極的には物心両面からみて究極的に「自分のため」なのです。人それぞれが成長欲求を追求し、この世に生きた証を作ろうと努力精進する世の中になってほしいものです。それが永久に続く【宇宙の意志】なのです。一人ひとりがその思いを持って生きていくことが世の中を変えていきます。私自身は、Map&OUEN Japan を通じて「世のため人のために尽くす」人財育成に努めます。
〜悲観論者はあらゆる好機の中に困難を見つけ、楽観論者はあらゆる困難の中に好機を見つける〜(ウィンストン・チャーチル英首相)
小林 博重

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