今日は大晦日。1年が経つのは早いものです。高校や大学は青春の真っ只中であり、
多情多感な充実した時間でしたが、時間はゆったりと流れていたような気がします。
歳を取るとはそういうことなのでしょうか。齢64歳になり、残る人生は40年足らずと
思うと少し寂しいものがありますが、この世に生きた、そして何かを残したと満足感
を持って旅立ちたいと思うものです。
稲盛和夫さんは、「何歳になっても夢を描ける人間でありたい」と仰います。その通
りです。人生はいつでも今からが本番、今までがリハーサルなのです。
この1年を振り返り、いい人生だったか、いくらか進歩はしたのか、と考えます。
私が取り組んでいるMap&OUENビジネスは着実に歩を進めています。それも見える形
で。まだ総天然色とまではいきませんが、明らかに1年前とは違う景色が見えていま
す。
1年前との大きな違いはと考えると、それは人間関係に尽きるような気がしていま
す。アドラーは、「すべての悩みは人間関係の悩みである」と喝破していますが、私
のこの1年の進歩は、人間関係が以前よりも格段にスムーズでスマートになったこと
であると思います。そして、夢に対する思いは盛んになることはあっても決して衰え
ることはありません。
『こどもアドラー』のポイントを齋藤孝さんは、下記の5つに整理しています。
1.すべては自分次第
2.チャレンジし続ける
3.過去の失敗は関係ない
4.人と協力し合う
5.しっかりと前を向く
老若男女を問わず「幸せに生きること」のポイントは同じです。そして、夢を描き、
それに向かってチャレンジし続けることです。
稲盛和夫箴言集31日は「夢を描く」です。
〜私たちはいくつになっても夢を語り、明るい未来の姿を描ける人間でありたい。夢
を抱けない人に創造や成功がもたらされることはないし、人間的な成長もない。なぜ
なら、夢を描き、創意工夫を重ね、ひたむきに努力を重ねていくことを通じて、人格
が磨かれていくからだ。その意味で、夢や思いというのは人生のジャンプ台といえよ
う。〜
あと数時間で新しい年を迎えます。来年は、今年以上に佳き年でありますように、精
進に精進を重ねて生きていきたいと思います。
小林 博重