佐藤愛子さんの『人間の煩悩』(幻冬舎新書)を読みました。なぜ人生には苦労が多いのか。
~この世に生きるということは当然肉体を持つということで、肉体を持てば欲望や感情を持つことになる。
それに引き摺られ、この世の現実のなかで苦しんだり喜んだり憎んだり、欲望に負けたりうち克ったり、
考えたり迷ったりしつつ切磋琢磨して波動を高め、魂を浄化するのがこの世を生きることの意味目的であるという。
そういう仕組みの中に人はいるのだ。~
この世を生きていく目的は魂を浄化するためであり、そのために苦労があるのです。その苦労を楽しみに変えること自体が“魂の浄化”なのだと思います。
生きることは苦労が多いがその分楽しみも人一倍多いのです。そして魂は浄化されていくのです。
小林 博重