「世間は広いようで狭い」ということ

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「世間は広いようで狭い」という諺があります。

一般的には、「人の生活の場は広範囲で、大勢の人がいて、実に広いように見えるが、思いがけない所で知人にあったり、自分の事を意外な人が知ってたりするという点では、狭いということ」ですが、人生を生きていくについての基本姿勢を語っていると考えることができるのではないでしょうか。

私は人と人、企業と企業を繋ぐことを天職にしておりますので、【人間】について人様以上に深く思索します。人生100歳の時代になったとは言え、人が生きている間に巡り会う人の数は世界の人口と比すれば芥子粒のようなものです。そのなかで、人は日々巡り会う人を自らの価値観で判断し、「人間とはそういうものだ」と思って生きているのです。

森信三翁は、『人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に。』と仰っていらっしゃいます。

私は最近、富に人との巡り会いが必然ではないのか、と思うようになってきました。神様が指図して私の周りにこの人を配置してくださったのではないか、と思うのです。神様は、数十億人の人のなかからその人に巡り会うようにと取り計らってくださったのです。その出逢いを単なる挨拶程度に終わらせるのではなく、できればその人との関係を、一生に亙るお付き合いをしていく深い人間関係にしていくことが神様の思し召しに従うことなのではないか、と思うのです。

ほんとうに、ここのところ、巡り会う人が素晴らしい人ばかりになってきたように思います。私も、巡り会う人たちに「素晴らしい人」と思われるように、人間性を高めていきたいと思います。

小林 博重

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