稲盛和夫さんの、「人間として心掛けるべきこと」に、『6つの精進』があります。
1. 誰にも負けない努力をする
2. 謙虚にして驕らず
3. 毎日の反省(利己の反省および利己の払拭)
4. 生きていることに感謝する(幸せを感じる心は“足るを知る”心から生まれる)
5. 善行、利他行を積む
6. 感性的な悩みをしない
少しづつですが、この箴言は、さまざまな経験を経て私の血肉になってきたような気がします。
〜愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。そして聖人は経験から悟る〜
凡人である自分は、痛い目に合わないと血肉にならないところがありますが、痛い経験をすることによって学んだ箴言が自身の血肉になることも事実です。経験と歴史(先人の教え)が合わさって人間を成長させるのです。
加えて、聖人とは「学び」から「悟り」の境地に到達する人ですが、「悟り」とは哲学や宗教のようなものでしょうか。
私は、「松下幸之助さんや本田宗一郎さんや稲盛和夫さんのような経営のカリスマは、哲学者であり教祖様である」と思います。
「経営を極める」ことは、「人間を極める」ことなのだと思うのです。
小林 博重