「転んでもただは起きぬ」
たとえ失敗しても、そこで利益になるものを得ることのたとえ。
また、どんな事態になっても必ず何か自分の利益になるものを見つけ出すという、欲
深い人間のたとえ
人間は日々三省し、成長していくものです。
失敗を糧に、前向きに生きるということですが、
もう少し、哲学的に人生を考えてみると、一段と前向きな発想になるのではないで
しょうか。
失敗を三省することは当然ながら、
身に起こる出来事は天が与え給うた試練であり、
それを喜んで(かなり難しいですが)受け止め、人間を磨くことによって、
後ろ向きのストレスはなくなると思うのです。
そのような人生哲学を持って、この諺の意味を考えてみると、上記のような解釈には
ならないのではないでしょうか。
小林 博重